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2016年がシェイクスピア没後400年にあたるのにちなみ、『音楽と文学のクロスロード』と銘打って、シェイクスピアをはじめ、広く人気のある宮澤賢治、アメリカの女流詩人エミリー・ディキンソン、ルネサンス期のイタリアの詩人シピオーネ・アニェッリ、そしてキリスト教の聖書も広義の文学と捉えて、それらの文学作品からインスピレーションを得て作曲された合唱作品を紹介します。

１．ルネサンス宗教曲集
　ジョン・シェッパード「In pace 平和のうちに」（旧約聖書「詩編」より）
　クレメンス・ノン・パパ「Heu mihi Domine 主よ、いざわれらに」　（「死者のための聖務日課」より）
　ジャン・ムトン 「Quaeramus cum pastoribus われら羊飼いらと共に訪ねん」（新約聖書「ルカによる福音書」他に基づく）
　ジャケス・デ・ヴェルト「Vox in Rama ラマで声が聞こえる」（新約聖書「マタイによる福音書」より）

２．髙田三郎　混声合唱組曲「心象スケッチ」（詩・宮澤賢治）
　１．水汲み
　２．森
　３．さっきは陽が
　４．風がおもてで呼んでいる

３．ボブ・チルコット「Before the ice 氷が張る前に」（詩・エミリー・ディキンソン）

４．ユアニ・コムライネン「シェイクスピアの詩による４つのバラード」 Four Ballads of Shakespeare（詩・ウィリアム・シェイクスピア）"
　１．生きるべきか死ぬべきか　To be, or not to be（「ハムレット」第３幕第１場より）
　２．物憂い夜　O weary night（「夏の夜の夢」第３幕第２場より）
　３．ほんの一言で Three words（「ロミオとジュリエット」第２幕第２場より）
　４．明日、また明日　Tomorrow and tomorrow…（「マクベス」第５幕第５場より）

５．クラウディオ・モンテヴェルディ「いとしい女の墓に注ぐ恋人の涙」 Lagrime d'amante al sepolcro dell'amanta（詩・シピオーネ・アニェッリ）
　 　チェンバロ：小林祐香
　１．灰になった亡骸　Incenerite spoglie
　２．川よ、それを言っておくれ　Dietelo, o fiumi,e voi
　３．たとえ夜、太陽が　Dará la notte il sol
　４．もしニンフが拾い上げて　Ma te raccoglie, o ninfa
　５．おお金色の髪　O chiome d'oro
　６．いとしい亡骸よ、いずこ　Dunque, amate reliquie

 
演奏会全演奏動画　youtube再生リスト（左上の三角ボタンから曲を選択できます。）