これは、あふみの一団員である「しーちゃん」による『おんがく雑記帳』です。
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2006年目次
 
開き直り         2006. 1. 4 

ある日突然わかる   2006. 2. 5  

念願のドラクエ           2006. 2.10

爛熟?の「鳥の歌」  2006. 2.11

歌声に心をこめて   2006. 3.15

フランチャイズ希望  2006. 4.22

退化する生活     2006. 4.30

ぼやいてもいいですか  2006. 5.23

クイズとなぞなぞ    2006. 6. 1

出る杭打つべからず  2006. 6. 4

録音は容赦なし     2006. 6.10

砂を噛む         2006. 6.12

またぼやく        2006. 6.24

トシかしら・・・       2006. 7.2

ジャングルトマト      2006. 7.7

聴きながら歌う      2006. 7.11

探検の殿堂        2006. 7.25

新支部開設                 2006. 8. 1

夜明けの決闘               2006. 8.22

三都こ物語            2006. 9. 1

ないはずの音を聴く       2006. 9. 4

困った・・・             2006. 9. 9

タイムスリップコンサート     2006. 9.10

音程を持つ音           2006. 9.18

こてこてやで〜!         2006. 9.20 

 

    

 

  こてこてやで〜!                    2006. 9.22(水)

 この三連休には家族でお出かけ。どないな訳か、大阪へ。大阪のどこかって?ほれはな、通天閣と大阪城やで。

 大阪城は、修学旅行で行く人もいるやろけど、大阪生まれの人でも、もしかすると、通天閣に行ったことない人もいるんちゃう?今年50周年やで。一遍のぼっておかなな。けっこう行列してはった。展望台の眺めもよかったし、ビリケンさんも拝んできたし、おいしい串カツ、行列して食べてきたし、こてこての大阪見物やった。

 で、その日一番はまったのが、「つっこみ養成ゲーム」

 通天閣の、展望台に上がるエレベーターのある階にゲームコーナーがあって、金髪の兄ちゃんの人形が立ったる。漫才のネタをよう聞いて、ペダルを踏むと相づち、つっこみどころには金髪の兄ちゃんの人形に「バシッ」とつっこみを入れるゲームや。

 うちのとんちんかんの息子がやったんやけど、ペダルを踏むのが遅れたら

「お前、聞いとんのかい!」

とゲームにつっこまれるし、けっこう速いテンポでつっこまなあかんして゛、結果はさんざんやった。やってる本人は一生懸命なんやけど、このゲーム、見てる方がおもろかった。ネタもけっこうおもろいで〜。通天閣に行ったらまあやってみて〜(^^)/まあ、一人でやってもおもろないけどな。

 ほやけど、こんなゲーム、絶対関東には置けへんな〜(笑)

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音程を持つ音                   2006. 9.18(日)

 じゃ、じゃーん!あふみにもう一人、テナーが加わることになりました!以前「リュートひきのこぶた」というハンドル名で登場くださった方です。やっほー!ぶいv(^_^)v

 さて、最近、通勤で高速道路を運転していて気づいたことがある。どうやら、タイヤと路面がこすれる音にも音程があるらしい。最近はまっているリュートの曲と、その音が、ハモるときがある。

 また、職場でシュレッダーをかけたら、モーター音もF#Dを繰り返していた。電車の中で、乗客がアルミ缶を膝でコンコン叩いていた音はB。ペットボトルにふーっと息を入れて鳴る音クイズも、たいてい正解。

…と、いう具合に、身の回りの「ただの音」に音程が聞こえることがある。以前は電話のプッシュ音くらいだったのに。どうなってるの!?

 これだけ音程を持つ音が聞こえてくると、身の回りの、あふれる音に疲れるときがある。(そんなときはだいたい聞こえている音と音がハモってない。)職場で、隣の人と話しているときに、別の人が音楽を鳴らし始めたら、途端に会話に集中できなくなってしまう。はかどるかと思って執筆中にMDを聴いたが、逆効果だった。テレビから流れてくる音楽の洪水(CM)は騒音でしかないし、わぁわぁ騒ぎ立てるアナウンサーやレポーターの声も、うるさいだけ。(だから、テレビは好きでない!)

 もっと音というものに敬意を払うべきだと思うのですが、どうでしょう。少なくとも、お店でガンガン客寄せの音楽を鳴らすの、やめましょうよ。

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 追記:セサミはとても元気になりました。家の中を走り回り、シュガーにちょっかいを出して嫌われています。

でも、彼女は声を失ってしまったようです。やってきたときには大きな声で鳴いていたのにね…不憫です。

 タイムスリップコンサート〜信長さんによろしく〜    2006. 9.10(日)

 「土曜は太極拳ですか。」

という上司の言葉に、

「いえ、レッスンは休みなので、安土のセミナリヨでのコンサートに行きます。」

と答えたら、

「ああ〜豊かやね…信長さんによろしく。」

と言付かった(^_^;)

 安土城の天守閣を再現した「信長の館」でのタイムスリップコンサート。限定100席の25分の1を占有した。(床几での鑑賞はちょっときつかったけど)

 ソプラノとリュートという組み合わせ。演奏者と聴衆が限りなく同じフロアにいる感じ。ルネサンスリュートの繊細な音色と、まっすぐなソプラノの響きが、とても穏やかな音楽となって、豊かな時間を創り出した。

 ああ〜リュートって好き〜それに、あんなふうに、低音から高音まで高くてまっすぐな響きで、自然体で歌いたいなあ〜

 そんな訳で、CD3枚、購入です¥サインも、もらったよ(^_^)v

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   困った・・・                     2006.9.9(土)

 数日前から、子猫が家の回りをうろついている。骨がさわれるほどやせている上に、目やにと鼻水を出していて、一昨日くらいから鳴き声も出ない。あんまりな様子なので、子どもたちがシュガーのえさを少しやったら「はぐはぐ!」と言いながら食べた。

 昨日は、たぶん一日中、デッキに置いてやったタオルの中で寝ていたらしい。夕方、ぐったりしている。急いで動物病院に連れて行った。元気がないのは、ウイルス性の病気にかかっているせい。熱があり、鼻が詰まっているのでにおいをかぐことができず、えさを食べないということらしい。インターフェロンを注射し、点滴をして、甘い飲み薬と目薬を処方してもらった。症状が治まるまではシュガーと離すように、と言われた。

 えーっと…「飼う」とは言ってないんですけど……

 当の子猫は、デッキに置いたままのシュガーのケージにもぐりこんで、今はぐっすり眠っている。

 女の子です。美人です。受診の際カルテ作成のため「セサミ」と仮の名前をつけました。病気を治すところまでしますので、誰か里親になってくれませんか。

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   ないはずの音を聴く                 2006.9.4(月)

 この前から、「倍音を音として聴く」ことに挑戦している。

 夏のある日、まずMちゃんやTくんに教えてもらいながら、5度を鳴らしてみた。「はまった感じ」や「はめどころ」はわかったけど、音として聞こえるところまではわからなかった。

 その後、車の中でラッススのエレミアの哀歌を聴いていたとき、高いところでGとか、Eとか、楽譜になってない音が聞こえ出した。初めて聞こえたときは、背中が冷えた。もういてもたってもいられなくなって、Mちゃんにすぐメールした。

 「シックスティーンのクルチがよく鳴ってるよ」と言って、Mちゃんが録音してくれた。だっさんと聴いて、二人して声を上げたよ!くっきり、鳴ってるなんてものではなくて、完全に別の人が歌っているように聞こえたから。こうなるとかなりの頻度で楽譜にはないはずの音が聞こえるようになってきた。

 で、きのうの本番のVTRを聴いてみる。

 なんと、わたしたちの演奏でも鳴ってるところがあるじゃん!歌ってるときは余裕がなくて、わかんなかったのに。

 すごい世界に足を踏み入れたよ。次は、歌いながら聴く余裕ができるといいな。

 あ…でもこれ、ごく普通の人からしたらめっちゃマニアックな世界やんな……(^ ^;)

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   三都こ物語                       2006.9.1(金)

 宝塚に始まった夏。締めは和太鼓。「和太鼓ふくろうず」のチームで、みづほ文化センターで開催された「三都こ物語」に参加した。

 この「三都こ」、彦根、東近江の和太鼓チームが集まっての交流会に、米原からも2チームが参加し、「三都」。そして、合唱方面の方にはあまりなじみがないかもしれないが、和太鼓では「サントコドッコイ」等々のリズム唱を使うから、両方の意味合いを持つ。このネーミング考えた人、すごい!

 ハプニングもあったし、暴走族も出たが、かけ声もよく出ていたし、まあまあの演奏ができたかな〜。それにしても、合唱団と同じように和太鼓チームにも個性があることを実感。同じ曲でも、全く違った演奏になる。ナルホドと思うこともたくさん。出演は、とても刺激になった。それは宝塚でも感じたこと。やはり他の団の演奏を聴けば、演奏に向かう姿勢を正される気がする。

 「太鼓が大好きってことを伝えよう。縁あって一緒に太鼓をたたけることに感謝しよう。」というのが、「ふくろうず」の基本姿勢。「三都こ物語」はそれを試される場でもあったと思う。もし、「ふくろうず」の演奏を聴いて、「なんや楽しそうにたたいてるなあ〜」なんて感じてくれる人がいたなら、わたしたちにとっては最高の喜びだ。

 んー…でも、「太鼓」のところを「歌」って変えたら、そのまま「あふみ」にあてはまるやんな。ジャンルは違っても、私の中では、おんなじなんだってかな。

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夜明けの決闘                               2006. 8.22(火)

 それはある日の明け方のこと。駆け込んできた我が家の猫の足音に目が覚めた。暑くて眠れず、やっと寝付いたところだったのに、どたばたうるさい。

 寝ぼけ眼で起き出した頭上を、何かがかすめて横切った。

 …なんだ?

 天井付近、暗闇の中、ふぁさふぁさと音がする。あっちこっちに飛び回る生き物の気配…この感じ…虫ではない。

 猫は机の上にものすごい勢いで跳び乗った。空を切る鋭い爪。エアコンに飛び付いて落ち、机の上でひげの回りをなで回している。

 静かな闇の中で、じわり、と黒いものが動いたような気がする。再びふぁさふぁさと音がした。猫は机から跳び、遠ざかる影を追っていく。息子の部屋でがりがり、がさがさと爪を立てる音がした。まずい、夏休みの宿題のポスターの上を走ってるぞ!

 いやいや、このまま、戻ってこないでくれ。

 羽音の生き物が部屋に入ってくるのも不気味だが、猫がそいつをやっつけたりはたき落としたりして顔の上に落ちてきたりしたら、あるいはくわえてバリボリやったりしたら…ぶるぶるぶる。布団を頭から被って、祈るような気持ちになる。

 そうこうするうちにしらしらと夜が明けてきた。新聞屋さんのバイクの音が聞こえた。決闘の朝は、寝不足の朝であった。

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新支部開設                     2006.  8. 1(火)

 今日、梅雨明けし、宝塚のコンクールが終わった。今はまだ、まとめることができないなあ…思うことが多すぎて。本選の日は絶不調(T_T)電車とベガホール、寒かったんですよぉ。

 うれしかったのは、残っていたメンバーで入賞団体演奏会を聴けたこと。本選の当日帰らなければならなかったメンバーも、本選をめいっぱい聴いていたみたい。ヴォイトレを全員が受けて響きや発声について考え始めた状態だったから、団の方向として、とてもいい感じだと思う。

 ところで、あふみに新支部が誕生する。

 既に藤ちゃんが「K支部長」の辞令を受けて赴任しているのだが、今回、まさくんは「H支部長」への昇格が決まった。ベガで歌うのが、赴任前の最後の大仕事だった。みごとにやり終えて、新任地に赴任する。

 審査員の先生の講評にもあったとおり、「音楽は人の心と心をつなぐ」もの。まさくんには、合唱文化の高揚と人脈作りという重要な使命が待っているのであ〜る。

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探検の殿堂                   2006. 7.25(火)

 今年一緒に異動してきた同僚と、湖東巡りの自主研修に出かけた。西明寺、金剛輪寺、百済寺の湖東三山は、何も人工的な音がない世界。百済寺では、山門をくぐった途端に川の音すら遠くなり、別世界に入ったのがわかった。蝉の声、香の煙、湿った土のにおい、林の中から生まれる雲…ゆっくりと時間が流れた。どのお寺でも丁寧に案内をしてくださる。今年は天台宗が開かれて1200年、秋には三山そろって秘仏を開帳される。

 金剛輪寺では、明治の廃仏毀釈で、大切な曼荼羅や仏様が東京やボストンまで流出しているとか。また、百済寺は織田信長の焼き討ちにあっている。長い時間の中で、大切にしなければならないものは、一体何なのだろう。教育現場には急速に成果主義が入り込んでいるのだが、拙速に結果を求めることには、危機感を覚える。

 午後、「西堀栄三郎記念館 探検の殿堂」へ。ここは、探検家西堀栄三郎を記念する資料館。誰、それ?という人もいるかもしれない。第1次南極越冬隊の隊長、もっと言うなら、生き残ったタロ、ジロの逸話のときの隊長、と言えば多少見当が付くかもしれない。

 ここでは、マイナス25度の世界が体験できる。ごっつい防寒服をはおり、一歩踏み入れると、氷の通路。始めはきゃあきゃあ騒いでいたが、次第に不安になる。突き当たりには少し広い空間があって、大きなスクリーンにオーロラや泳ぎ回るペンギンの映像が映し出されている。それにしても、暗い。雨で濡れていた靴先が冷たく強ばってくる。歩くとズボンが冷たい。耳がむき出しなので、痛い。(あっ今思いついた!防寒服にフードがついてたっけ!!)

 突然、ゴーッという音と共に強い風が吹き付けた。ブリザードを再現する風が吹いてきたのだ。寒い。とにかく、寒い。さながらペンギンのコロニーのように、じっとしているしかない。昭和基地の一部を再現したゾーンに逃げ込む。あ〜暖かい!って気温はマイナス10度!!ペットボトルのお茶やサイダーもカチコチン。

 西堀栄三郎の業績は、多岐にわたっている。探検家としてだけではなく、発明家としても功績が高い。人柄もユーモアがあり多くの人に慕われていたらしい。その、西堀栄三郎語録の中に、こんな言葉があった。

 「出る杭は、伸ばしなさい。」

 打つべからず、なんて狭い了見じゃ、ないです。

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     聴きながら歌う               2006. 7.11(火)

 低学年の子どもたちにとって、世界の中心は自分。だから音楽の学習で歌うときも、力一杯自分を主張する。それはそれで、値打ちがないわけではない。自己を解放する手段の一つとしてあってもいい。そんな考えで、わざとどなるように歌わせるときもある。

 でも、そういう世界だけではない、ということを伝えるのも、音楽学習の大事な仕事だろうと思う。集団主義ではないが、声をそろえるおもしろさや音色の美しさを味わうと、子どもたちは互いに聴き合うようになる。それは、学級集団の性質に良質の影響を与える。

 聴き合うこと…これが音楽の到達点かもしれない。

 もちろん、意志を持ってフレーズを歌いきることは前提だが、力一杯自分の主張をしているだけでは聞こえてこないものを如何にたくさん聴きながら歌えるか。自身の度量が試されている気がする。アンサンブルの善し悪しは、そんなところにも出るのかもしれない。

 

 朝、子どもたちと「いるかはざんぶらこ」なる究極のオヤジギャグソングを歌いながら、しんみりとそんなことを考えている。

 ・・・ってこの子たち、人の話、聞いてないし!!!隣の子の声を聴けっちゅっただろーーっっ(ToT)

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 ジャングルトマト               2006. 7. 7(金)

 今の職場に変わってから、ちょっと変化したことがある。前々から、「作物をつくる」ことに興味はあったけど、私の両親もつれあいの両親も畑作りをしていることもあって、野菜は「ちょうだいするもの」だった。何せ根が不精者だということを自覚しているし、とても「作る」なんてできるわけがない。

 同僚に、野菜作りについてめちゃ詳しい人がいる。彼女は、野菜作りのアイデアが次々湧いてくるらしい。それに、ものすごい勉強家。授業のヒントもいっぱいもらえる。二の足を踏んでいる私に、

「難しく考えすぎ〜(^_^;)自分で楽しむ分、取れたらいいやん〜。やってみたら?」

と勧めてくれた。ナルホド、売り物の野菜を作る訳じゃないからね。

 それで、ミニトマト、ネギ、ニラ、里芋、パセリ、サツマイモ。せっかく植えたけど枯れてしまったサツマイモは、元気な苗の先を切り取って植え、見事復活!今日は黒豆とニンジンを蒔いた。子どもたちの植木鉢に植えたミニトマトは、巨大化した。子どもの背丈を優に超している。別の同僚が、

「あんなミニトマト、見たことない〜!ジャングルみたいやなあ!」

と感嘆した。これでも摘心して伸びないようにしたんですよ〜(^_^;)ちなみに、哀愁を帯びた背中でポーズを決めて写ってくれたのは、高学年の子。

 こんなに立派にできたら、ちょっとはまっちゃいそうです。

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トシかしら・・・                     2006.  7. 2(日)

 何と!ものすごくうれしいことがあった!これからMちゃんと一緒に歌えるんだよ〜(^^)/(^^)/(^^)/

 昨日練習に参加してくれました。声にも存在にも違和感なし。もう何年も一緒に歌ってきたみたいな気がする。こんな感覚、あっていい〜のかなあ(^^)/(^^)/

 で、練習の方も、響きの方向をとらえたり、アンサンブルをするという意識が高くなったり、或いはオプション練習が入ったりして、なかなかいい感じ。バラバラ感が少なくなってきているのがわかる。

 それなのに!

 練習の最後に通した録音、練習したことがほとんどできてなかった(汗)やはり、録音は容赦なし。ついさっきやったことを忘れるなんて、やっぱりトシかしら・・・。うーむ、エンドレスリピートで録音を聴きまくるしかないな・・・。

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   またぼやく               2006. 6.24(土)

 またぼやいてもいいですか。

 私の職種の現場では、必ずしも、音楽という教科は大切にされていない。特別に音楽教育を研究しているところや、上司に音楽畑出身者がいたりするところはともかく、ごく一般には、その印象は否めない。

 音楽的行事や音楽活動を職場で全体的に広めようとすると、こう言う人が必ずいる。

「音楽、できないから。」

 小学校の学級担任をしていて、国語や算数について、「できないから」という理由で担当しないということはあり得ない。だが、なぜか音楽はそれがまかり通る教科なのである。こんなとき、音楽という教科が意識の下でないがしろにされているのを痛感する。そして、こういうことが繰り返されると、自分のテンションがマイナススパイラルに向くのがわかる。

 歌ったら直るかと思ったけど、今日はそうはいかなかった。思ったように歌えない自分に腹が立ったし、曲を仕上げていく道のりはあまりにも果てしなくて、歌った充実感はなかった。

 何か…疲れたなあ。

 あふみ日記はいつも「元気と陽気」をコンセプトに書いているんだけど、(そうやったんや!?)今日はギャグは無しです。

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 砂を噛む              2006. 6.12(月)

 砂を噛むような思いで審査員の前に座ったのは、初めてである。

 指摘は、当然、的確。言い訳や申し開きなど、できようはずがないし、したくもない。嚙んだ砂は、嗽いで洗い流したりしない。このまま、ざしざしと音を立てて、嚙んでおく。

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   録音は容赦なし         2006. 6.10(土)

 ベルホールを借りて合唱祭前の練習。今日はみんな気合いが入っていたと思う。演奏がバシバシ止まる。各パートが音色や歌い回しを揃えるために、「ちょっと待って!」と言って自主的に練習し始める。ホールをあふみの音楽で満たして鳴らすために、椅子をぶら下げ、オランウータン化し、顔をなが〜くする。響きとおなかをつなぐために唇ブルブルさせて歌う。うーん、練習としては、なかなかいい感じ。

 Ma per me , lasso!

 録音は容赦なし。

 明日、本番だったよね………tornano i piu gravi Sospiri……gravi Sospiri……

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   出る杭打つべからず         2006.6. 4(日)

 先週は、リュートのSさん、他の合唱団で歌っているMちゃんが練習に来てくれた。Mちゃんの声は、前々からわたしが目標とする地点。自然で、高くて、のびやかで。隣で歌ってとても心地よい。「どう歌いたいか」ということを、言葉でなく、ちゃんと感じてくれてるのがわかる。それでいて、自分の歌い方もきちんと持ってる。何よりすごいのは、あふみの1回の練習に飛び入り参加するために、音取りはもちろん、ラテン語やイタリア語の意味もきちんと調べて臨んでくるところ。

 指揮者があろうが、なかろうが、意識を持って歌うことは合唱団員として欠かせない、とこのごろよく考える。このフレーズをどう歌いたいか、気をつけなければならない箇所はどこか、他のパートはどう歌いたがっているのか、パートでそろっているか、バランスはどうか、或いは発声は・・・等々、考えなければならないことは山ほどあるはず。そんな作業が積み上げられ練り上げられて初めて、曲の陰影がはっきりしてくる。その過程がおもしろい。

 合唱団には、「出る杭」が必要なんだ。

  まして、あふみは指揮者のない団である。「音楽的感性のぶつけ合いと融合」をモットーとするからには、各個が強い意志を持って曲に向き合うことは、義務に近いはず。一人一人が指揮者であるくらいの自覚を持って練習に臨みたいものだと思う。もっと「出る杭」があっていい。

 もちろん、音楽的な意味合いでないところでも。

 出る杭、打つべからず!なのである。

 

   今週はaganoさんのヴォイトレ。最終段階に来てる、と言ってもらってうれしかった。でも、今まで体が全くと言っていいくらいつながってなかったことを改めて実感。次回までの宿題。また何ヶ月もかかるかもしれないが、必ずものにする。

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   クイズとなぞなぞ       2006.6.1(木)

 昨年担当していた子どもたちの話では、「クイズ」と「なぞなぞ」には違いがあるそうな。すなわち、「クイズ」はまじめな答えを要求されるもので、「なぞなぞ」は頓知の効いた答えでなければならないんだって。真偽の程はともかく、彼らのルールではそうだった。

其の一

 ある日、お楽しみ会があった。係の子が、

「これは、クイズです。」

と言って、

「なめくじは何の仲間でしょう。」

という問題を出した。まじめな答えを探す子どもたちの中、もう一人の担任が高々と挙手して答えた。

「くじ引きの仲間です!!」

 一瞬の沈黙。その後の爆笑…。(わたしは、こういう環境の中に暮らしていたのです。愉しい職場でしょ?)

其の二

 歴史を学習している弟に、兄が問題集から問題を出していた。

兄 「縄文時代に作られた土器は?」

弟 「縄文土器。」

兄 「弥生時代に作られた土器は?」

弟 「弥生土器。」

兄 「じゃあ食べ物のかすを捨てたところは?」

弟 「(自信たっぷりに)三角コーナー!!」

 一瞬の沈黙。その後の爆笑…。ちなみに答えは「貝塚」です。

 笑いは、世の中を明るくする。歌の練習もかくありたし。職場も、かくありたし。

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   ぼやいてもいいですか    2006.5.27( 土)

 突然ですが、ぼやいてもいいですか。

 お許しはもらっていませんが、ぼやきます。

 今年、「評議員」とかいう役をしています。我が町の「評議員」は、PTAの役員と、子ども会の役員を兼ねています。これが、かなりの難物。土日たんびに参観やら総会やら役員会やら理事会やら子ども会行事やら動員やらで、次々と日程が埋まっていってしまいます。平日の夜、夕食もそこそこに会議に出なければならないことも。それ以外にも、自治会の掃除やら、発表会やら、親子活動やら、そして私は職場での行事やら、廃品回収やら…。とにかく!!文書が届くたびに、

「また、土日なの〜っっ!!」

とそれぐらい、すごい日程です。一日のうちにいくつもの行事があるのはざら。よほど気をつけてないと、ダブルブッキングどころかトリプルブッキングの危機なんです。これがぼやかずにおれましょうか。

 勘弁して〜っ。土曜はあふみの日、日曜はフラッグの日なんだよ〜っ(T_T)

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   退化する生活     2006.4.30(日)

 最近我が家では、何故か電化製品がよく壊れる。

 まず、一番に壊れたのは電子レンジ。タイマーがきかなくなった。キッチンタイマーで手動制御して何とかのりきっているが、いつまでもつやら。

 ファンヒーターは、3台ともエラーサインが消えなくなった。昔ながらの灯油ストーブにチェンジ。地震や停電の時でも大丈夫だから。

 次に、掃除機。モーターが回らなくなった。新品を購入。

 洗濯機は、洗濯物が水浸しのまま動かなくなった。電気屋さんに泣きついて、在庫のものをすぐにもってきてもらった。

 乾燥機。激しく焦げたにおいがする。火事が怖いので使用を中止。冬はなかなか乾かず、室内が洗濯物でいっぱいになった(T_T)

 食器乾燥機。スイッチが入らなくなった。結婚当初に使っていた洗いかごを出してきて、自然乾燥+手動乾燥。(ふきんで拭く。)

 ダイナ。この顛末は昨年のあふみ日記に書いた。

 エアコン。真夏のある日、室外機のファンが回らなくなった。電気屋に直行し、翌日新しいものを取り付けてもらった。 

 冬には風呂釜。コンピュータがやられたとかで、修理不能。年末に取り付けてもらった。工事は途中雪で中断し、使用に問題はないものの、最終仕上げは年明けに。

 更に、2台目の掃除機はパーツが割れて、そうじをする度にヘッドがパカパカとれる。

 ついに怒った!!近所の店に行き、ほうきとちりとりを買ってきた。これなら壊れても千余円。駄目でもともと、と使ってみればこれがまた具合がよい。今まで掃除機で吸い取りにくかった隅や段差も楽々。

 ついでに、炊飯ジャーもやめた。古くなってきて、保温に不安があるから。ご飯は土鍋で焚く。こちらもまた具合がよい。「ご飯粒を残したら罰が当たる」と言うが、残すのがもったいないという言葉を実感できるおいしさである。冷えてもおいしい。翌日レンジで温め直しても、おいしい。

 かくして、我が家は便利そうな電化製品が壊れたのをきっかけに、退化した生活になりつつある。スローライフ万歳。スローライフ万歳ですよ、忙しすぎるのはだめなんですよ、だらだら・・・

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   フランチャイズ希望     2006.4.22(土)

 この時期、ホント忙しい。特に今年は職場がかなり遠くなったこともあり、究極の自転車操業向かい風急坂よろよろ状態。余裕の持てる日々はいつ来るのだろう・・・。(来ないかも、ってか!?)

 否、だが実は、忙しい理由は仕事だけではない。音楽ライフでもかなりの充実度。2月、3月、4月と続けてステージに立った。しかも、4月は安土セミナリヨでオルガンとの共演という一大イベント。

 セミナリヨは本当にいいホール。あふみのようなアンサンブルにはもってこい。お客さんがそこそこ入ってちょうどよい残響になるようだ。終止の和音がバシバシ返ってくる。すごく上手くなったような気がする。そうなると、気持ちも一層乗ってくる。

 今回、わたしは特に、歌う姿勢を保ち、ホールの奥の方へ声を飛ばす意識を持って歌ったつもり。低音域も高音域も同じ場所を息が抜けていくように気をつけた。

 何と言っても、わたし達にとっては高額のチケットを購入して聴きに来てくださった方の前で演奏するのだから、それなりの覚悟でステージに立たねば。もちろん禁酒。おなかは・・・相変わらず出ていたかもしれないが(^_^;)とまれ、オルガンで歌うという贅沢な時間を与えてもらったことに心より感謝。

 しかし、人間の欲望というのはあさましいもので、こんなに贅沢な時間を一度味わってしまうと、次はフランチャイズだな、なんて思ってしまうのである。そして、今回も本当は歌いたかったフォーレの「ラシーヌ」をぜひ、あの舞台で・・・

 あ、またフランス語…タコノテハポ〜ンイカアシジュポ〜ンオツカレサ〜ン

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   歌声に心をこめて    2006.3.15(水)

 今週末に迫った卒業式。      

 「おなかを引っ込めて立つ」とか(だって妊婦さんみたいに立ってるんだもん!)、「手を組むな」(だって「ご注文は」って言いそうなんだもん!)とか、「あごひいて」(だってコケコッコーって鳴きそうなんだもん!)とかいう姿勢はともかく、「眉間に第三の目を開け」なんていうわかったようなわからんようなことを言われるにも関わらず、朝から極寒の体育館での練習に、子どもたちはよく耐えました、ホント。

 練習を始めた頃はへろへろだった子どもたちの歌声も、随分しっかりしてきた。本番も、柔らかい声が響くと思う。緊張さえしなかったら。(めっちゃすごいアガリ症、なんせ全校練習で足が震える人たちだから〜)

 最後まで調整していたのは、高音の響き。「逃げない、音に向かっていく」と言い続けた。合唱はしない。斉唱なので、曲そのもののよさを聴いてもらえるように心を込めたいと思ったから。

 そして、それは、あふみで歌うわたし自身にも言い聞かせる言葉でもある。

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   爛熟?の「鳥の歌」     2006.2.11(土)

 兵庫県立芸術文化センターで行われた「コーラスEXPO」に参加。木の香りもまだ新しいホールは、2000人満席で残響2秒という。ステージに立てば、2階3階のお客さんも見える。こんな大きなホールで歌ったことないあふみ。六角館ホールいっぱいに広がって遠くへ声を飛ばす練習もした。

 でも、そんなこと心配いらないくらい、よく響く。互いの声も、程よく耳に入ってくる。歌いやすい。自然、テンションが上がる。その上、いつもの通りここ一番の集中力を発揮して、かなり気持ちよく歌うことができた。

 Eccoは少し速かったかな・・・でも、あっちこっちのパートと目が合った(^-^)v練習でなかなか決まらなかった終止の和音も、まあ不安なく収まりがついた。

 鳥の歌は、あふみ創始以来歌ってきている曲。ただし、メンバーはかなり入れ替わっている。以前はとにかくいけいけ!の演奏だったので、今回は、少し落ち着いていこう、と抑えめのテンポで練習した。

 鳥の声、木のホールにうまく響いたかなあ。歌っていて響きが返ってきたのがわかった。途中で音が下がって気持ち悪かったけど、えい、みんなで下がりゃこわくないっ。と相変わらずの開き直り。縦のずれも何食わぬ顔で修正。良くも悪くも一番多くステージに乗せてきた曲だった、というところか。・・・う〜ん、こういうの、爛熟って言う??

 後でロビーをふらついていたら、高校生くらいの子たちが、「テュテュテュテュ、ォワア〜」って歌ってた。

(秘)久しぶりに音叉で音取りをした。困ったのは歌っている間、音叉をどこにしまっておくか、ということ。かんざし風に髪に挿すとか、胸元にぶら下げるとか、意見が錯綜したが、ドレスの腰の辺りに安全ピンを止めて引っかけておくことに。後ろ手の作業に焦って、音叉を落っことしそうになった(汗)

(秘)まさくん、衣装ケースをだらりと引きずっている。何か変だね、と声をかけたら、

「これ、ぶかぶかなんすよ〜。」

そのとき既に衣装ケースの両脇にファスナーを発見。ハンガーの先を折り込んでファスナーを閉じれば、変形完了。おおっすごい!と驚くまさくん。持ち主なのに変形の仕方を知らなかった君の方がすごいと思うよ〜

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  念願のドラクエ    2006.2.7(火)

 

 担当している子どもたちが4月当初から言っていたことは、

「ドラクエの合奏、やりたい!」

だった。

「よっしゃ〜任せとき!!」

と調子よく返事したわたし。実は、夏には編曲が完了していた。ところが、ダイナの記憶喪失によって、努力は虚しくなってしまったのだった。もう一度あの努力をするのか、と思うと・・・なかなか気持ちを取り直せなかった。

 こんな時期になって、ようやく彼らとの約束が果たせることになった。再びペン(タブレット)を執ったわたしは、猛然と作業を行い、ついに合奏用譜面を完成させたのだった。できるだけ簡単に、でも聴き映えがするように、という楽譜。

 早速練習に入る。 聞き覚えのある曲は姿をあらわすのも早い。その上、念願の曲だったせいか、彼らの気合いが違う。休み時間を削って練習している。しめしめ〜(^_^)v

 ちょいと難しいところもあるけど、卒業演奏だと思ってがんばっておくれ。F♯やG♯の臨時記号なんか、たいしたことないからね・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・

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 ある日突然わかる    2006.2.5(日)

 新年から、盛りだくさんのあふみ。来週は兵庫で、来月はさきらで、そして、4月には安土のセミナリヨで本番。セミナリヨはいつか歌いたいね、と言っていた場所。ホールは響きがとても良い。その上オルガンとの共演まで叶うのだから、すごいとしか言いようがない。

 ところで、去年から受けているヴォイストレーニング、これはなかなか難物である。

 口元だけに留まっている音と、高く遠くまで響く音。この違いを聞き分けるのはそんなに時間はかからなかった。でも、口の中や姿勢、息の流し方など、自分の体をどう使えばあの音が出るのかわかるのに半年以上かかってしまった(T_T)

 その間は、試行錯誤の連続。「息が太い」というのがわたしの課題だったのだが、その「太い」という感覚がよくわからなかった。 口の中を広げてみたり、仰向きがちにしてみたり、鼻の穴をふくらませてみたり、歯を剥いてみたり、首を回してみたり、傾けてみたり・・・鏡に映してみたらかなりヤバい(汗)猫も脚を噛みに来る。いろいろ試してみたが、これはという音はなかなか出なかった。ストレスたまりまくり。

 きっかけは、「aの母音を縦に開くといい」というトレーナーの一言。それである日突然、それまでの総ての努力は過去形で書き表せることになった。

 なるほど、鼻がむずむずする感じとか、夕方の空に星がぽっ、ぽっ、と表れる感じとか、上前歯の先に音を釣り針で下げる感じといったものが実感できる。おお〜楽に声が出る!まだeの母音は難しいけど。

 こりゃいい感じ、と思ったら、トレーナーは早速次の課題を。息の通り道がはっきりしたので、おなかとつなぐ、という。そしてどうやらこれも、今までの呼吸の仕方ではいかないようだ。うーんまた半年かかるかなあ・・・それまでおなかを出したり引っ込めたり、また試行錯誤しよう。もしかすると、またある日突然、わかるかもしれないから。

 んん〜でも、このおなか。出てるけど引っ込みにくいのは呼吸法のせいではないような・・・。やっぱり夜中のカップラーメンは、まずいよね・・・

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開き直り  2006.1.4(水)

 この冬は、雪が多い。年末に降り積もった雪がまだ溶けずに家の前に山積みになっている。我が家の辺りは除雪車が入らないので、仕方なく公道上の除雪もした。でないと駐車場から車を出すことすらできない。この雪が、年末のクリスマスコンサートのときでなくてホントによかった!!よく考えたら、昨年は、まいさんのコンサートも、MIWOさんのコンサートも、名古屋ビクトリアさんのコンサートも、天究館でのコンサートも雪だったなあ。

 年末のクリスマスコンサート、合同練習の2回目は、ちょっとびびってた(^_^;)目の前でスコラーズの演奏を聴けばねえ…(汗)。音楽が、なんだか壊れる寸前のロボットのようになってしまった。

 で、そこから開き直るのがあふみ。そう、宝塚のときも、結局その開き直りが吉と出たんだろうと思う。実力差があることは初めからわかってたのだから、あれこれ考えても仕方ない。自分に何ができるか、それぞれが考えたんだと思う。(ちなみにわたしは、姿勢を保つためにスクワットを毎日やった←間に合わないって!)

 しかし!いつまでも開き直りだけで本番に向かうわけにはいかない。

 というわけで、今年のあふみの目標其一は、「姿勢矯正」。《EST》スコラーズとの練習風景を撮った写真を見れば違いは歴然。わたしも含めて、あふみメンバーの多くは全体的に体重が後ろにかかってしまっている。

 其二は「声量UP」。発声もあるけど、まずはもっと息を流さなくては。響きを整えたりピッチを整えたりする意識にとらわれすぎるとどうしても縮こまってしまう。息を流すことで自分の歌い方を主張し、その上で響き合っていけたらいい。これも一種の開き直りかな。

 もちろん、ヴォイストレーニングしっかりやりますよ!

 誰ですか、「家の中で飛び跳ねたら耐震診断ができる。」なんて言ってるのは。正月過ぎたらフィジカルトレーニングもやらなくちゃっていう気持ちは、ちゃんとあるんですからねっ。

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