これは、あふみの一団員である「しーちゃん」による『おんがく雑記帳』です。
2000年 2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年

1999目次

 
 1999. 7.27     タカラヅカ

 1999. 8. 5     天究館コンサート迫る

 1999. 8. 7     蜩(ひぐらし)の声降る中

 1999. 8. 8     ハマッたゼ、ジャズピアノ

 1999. 8.22     ひとつのステップ

 1999.10.14     音楽会

 1999.10.24     にゃあが来た!

 1999.10.24     群盗

 1999.11. 7     エビフライ!

 1999.12.18     子ども達の前でDOKI DOKI

子どもたちの前でDOKI・DOKI   1999.12.18

     ようやく仕事も一段落した。と,思ったらクリスマスコンサートが目の前じゃないか!

     よし、今日はステージをひとつ踏んで度胸をつけるか。

     今日は,ご縁があって小学6年生とそのおうちの方の前で歌った。

     子供たちはとても静かに聞いてくれた。

   DOKIDOKI其1

     オープニングの「ふるさと」とラストの「きよしこの夜」の音取りを失敗。冷や汗かいた。

     音叉からGメジャーをとるのに、以前もやらかしたことがある。

    (おいおい、だいじょーぶなんかい・・・)

  DOKIDOKI其2

    横着をして楽譜をバラで持っていたわたしと髪々の黄昏、楽譜をはらりと落としてしまった。

    髪々の黄昏方が罪が重いぞ。だって子供たちの録音の再中。

    あああ、一生の記念品の中に彼の楽譜が落ちる音も刻まれた。

  DOKIDOKI其3

    クリスマスソング集には、インデックスがつけてあるから大丈夫と安心していたが、

    曲目を書いておくのを忘れていた。「神の御子は」がなかなか出ずに、

    隣りから小声でページを教えてもらった。しかも2度も!

    困ったとき助けてくれる仲間がいてくれて、よかった。もちろんその後の練習でこっそり曲名を書いておいた。


 
    「ビリーブ」を一緒に歌った.

    みんなの心を一つにした歌声のすばらしいこと。この子供たちの中から湖北の、滋賀の

    合唱界を背負って立つ人物が現れるやも知れぬ。後生畏るべし。

TOP

エビフライ!   1999.11.7

     今、我が家で凝っているのは、トライトーンとシャンテクリアというグループ。

    トライトーンの「アカペラでゆこう」は、子どもたちも気に入っていて、

    車に乗るたびに、「はだしでかけだす歌にして!」

    (出だしの歌詞が「雨が上がったらはだしでかけだそう」だから)

 
     シャンテクリアは、宝塚で聴いた「AVE MARIA」が忘れられなくて聴きだした。

     「ネリーブライ」は、なかなかすてきな編曲で、あふみでも歌いたいなぁと思っていた。

     ところが、この曲をじーっと聴いていた我が息子がぽつりと一言、

    「お母さん、これ、エビフライの歌なの?」


     それ以来、どうしたことか、私の耳には

    「エビ−フラーイ、エビーフラーイ」

    と聞こえてしまうのである。

    最後にすばらしいハーモニーで

    「エビーエビ−エビ−エビ−エビーエビー・・・・エビーフラアイ!」

    と歌われるに至っては、もう身をよじって笑うしかない。


     あああ、これじゃ歌うのは無理かな。

TRY-TONE  「A Cappella 2」
 (NXCD-0002)

シャンティクリア 「世界のア・カペラ」
  (WPCS‐5660)
TOP



群盗   1999.10.24

 びわ湖ホールでの「群盗」を見に行った。

1月に見た「ドン・カルロ」に続く、びわ湖ホールプロデュースオペラ第2弾である。

 アマーリア役の林康子さんのソプラノは、すばらしかった!

 もちろん、合唱はピカイチ。合唱のカーテンコール、

もう一回くらい多くてもよかったのに。

 結婚するまでオペラをまともに見たことがなかった私にとって、

カーテンコールという制度ははなかなかなじめないものだった。

だってそこでは、死者も蘇り、敵対者も仲良く手をつないで出てくる。

悲しみにくれる美女も満面の笑顔を見せる。見ている方は、混乱する。

 今でこそ慣れて、気に入った歌手には大きな拍手をしたりしているが、

それになじめなかったオペラ初心者の頃の方が、

ひょっとしたらオペラの世界にしっかり浸っていたかもしれないなあ、なんて

批評家になってしまう自分に気がついた今日は考えていた。

TOP


にゃあが来た!   1999.10.24

 我が家に、ねこが来た!

 それは10月17日の夜。「あふみ」の友だちが、

用事で我が家に来てくれることになった。

だが、新興住宅地にある我が家は、自慢じゃないが

とてもわかりにくいところにある。遊びに来た私の妹が道に迷うくらいだ。

 それで、彼女は近くの目印になる店の前で待ち、

わたしが彼女の所まで歩いていった。行ったところが、彼女は

「ねこ、轢いてもたかもしれん!」

と叫んでいる。彼女の車の下から、にゃあにゃあと声がする。

覗いてみると、後ろタイヤのシャフト部分に子猫のしっぽ。

 引っぱり出したが別段けがもない。子猫は、よほど空腹だったのか、

うちまでついてきてしまった。

 誰かに飼ってもらおうと声をかけたが、なかなか。

いつまでも箱に閉じこめるわけにもいかず、遂に赤い鈴付きの首輪と、

シリカゲルの猫砂とキャットフードを買ってきた。

 当の子猫はもうすっかり我が家の一員の様相。子どもたちとじゃれあったり、

ひなたぼっこをしたり、眠くなれば膝にのって丸くなったりしている。

 子猫は「にゃあ」と名付けられて、がりがりにやせていたのが

ふっくらとしてきた。だんだんやんちゃになってくる。

誰かに飼ってほしいと思っているけど、かわいくて、

それこそねこっかわいがりしている我が家である。

TOP


音楽会   1999.10.14

 久しく書かないうちに、あふみでは大きな変化があった。

 まず、一人一人があふみにおける仕事を持つようになった。
いわば、機関車方式から、新幹線方式に変わったのである。

それから、新しくアルトにメンバーが増えた。歓迎!
それに伴って、わたしは、ソプラノにパートチェンジした。

12月23日の、クリスマスコンサートでは、みなさんに、
私の美声をお聴かせしますよ。

 今日は音楽会があった。

 いろいろな学校の子どもたちが集まってくる。
学年は小学2年生から中学3年まで、人数は2人から70余人、
合唱あり、合奏あり、ソロあり、オペレッタありとこれでもかというくらい
バラエティーに富んでいる。運営には、結構いろいろある。

 わたしの所の子どもたちは、美しい歌声をほめてもらった。でも、
一本調子ですねと言われた。

あの子たちは、自分たちの歌声はこれ以上ないほど美しいと信じている。
そう思いこませることで彼らは上手くなった。
だから彼らがそう考えることは、あながち間違いではない。

 しかし、美しさには、まだまだ上があると言うことを
より美しくと努力し続けることができるのだということを、
わたしは、明日、彼らに伝えようと思う。

 それはわたしに言い聞かせる言葉でもある。

TOP

ひとつのステップ   99年8月22日(日)

 歌い終えて下がるとき、
「やることは、やった。」
と思った。
 出番は1番。出るときになったら頭の中はしいんと静まっていた。
並ぶ間隔を若干狭くしたのと、草津文化芸術会館のホールの音響がよかったのとで、
互いの声がよく聞こえ、気持ちよく歌えた。


 もちろん、金賞がうれしい。
 でも、実は、歌い終わったときには、どうでもよかった。
 なかなかとれない音やリズム、初めてのフランス語、自分たちだけの耳で曲を創り上げる難しさ、
そういったものが壁だった。個人の努力を失いかけたこともある。
 私たちの努力の結果が、審査員の先生方に評価してもらえたのだとしたら、とてもうれしい。
それ以上に、今まで自分なりの努力ができたこと、
息を合わせて歌う仲間がいることが誇りである。


 なーんてカッコイイこと書いてるけど、やっぱり金賞はうれしい。第1次打ち上げでも、みんなご機嫌。
いや機嫌がよくなかったのがいた。
眠いのに連れ歩かれた子どもたち。
 ゴメンね。


 昨夜から今日にかけて、何度自分たちの演奏を聞いたことか。聴けば聴くほど、アラが目立ってくる。
「あふみ」は発展途上である。一人ひとりができることが、まだまだ、あるはずだ。

TOP

ハマったゼ、ジャズピアノ   99年8月8日(日)

 何と、昨日に続いて今日も本番。
しかも、20数年ぶりにピアノの。
もひとつおまけにジャズピアノなどという大それた試み。


 ピアノにさわらない日の方が多くなっていたので、一緒に出る友人が、「ジャズ、やろう。」
とのたもうたときにはしばらく返事ができなかった。


 演奏したのは、「枯葉」。ウッドベースを弾く友人と、何度も練習した。
 練習場所の環境は非常によろしくて、入ったとたんに汗がどどっと噴き出す。
蝉時雨がしみ入ってとても静かである。
ドラマーがいないので、道路を走るトラックがブラシを擦ってくれた。


 楽譜通りに演奏することが大前提のクラシックと違い、ジャズには、
間違いというものがないと言っていいかもしれない。自分の好みで、
全く別のメロディーをどんどん創る。自然にスイングしたり、
リズムをひっかけるように演奏したり、音を加減して心地よい
不協和音を作ったりと、私にとっては天地がひっくり返るような経験。


 演奏者の自由度が高いジャズだが、何でもありということは、結局は、
出した音の心地よさ具合が問われるということかもしれない。
そう考えると怖い。
怖いけど楽しい。
 ハマったゼ、ジャズピアノ。


 「あふみ」でも、本格的にジャズアレンジのコーラスをしたいなあ。
メンバーみんなに聞かせる独り言。

TOP

蜩(ひぐらし)の声降る中   99年8月7日(土)

 ダイニックの守衛さんに「あふみです。」とご挨拶したら、
「ああ、音楽家の方ですね。聞いていますからどうぞ。」
と丁寧に案内してくださった。
「・・・・音楽家やて。」
 なんだかくすぐったい響きである。


 烈しく雨が降ったかと思うと、すぐに日が照る。すると、ざわざわと木の葉が揺れ、
雨にかわって、蜩の高く澄んだもの哀しい声が降ってくる。
今ある生を精一杯生きる蜩の声は閉め切った窓をつきやぶっている。


 もうここまで来たら、今までの練習通りやるしかない。いや、その練習通りやるという
ことが実は最も難しいことなのかもしれない。メンバー全員、何だか、緊張でいつもと
雰囲気がちがう。
 そう言えば、行きの車の中で、いつも言わない寒〜いギャグを言いまくってた人がいた。


 かく言う私も、のどが渇いて、ペットボトルのお茶(500ml)をすっかり飲んでしまった。
うーん、水腹。衣装を着るとおなかが出ているのが判ってしまう。


 特に第1部はがちがち。第2部、第3部と、トークが入ってようやく落ち着きを取り戻す。
いつも練習しているところでの「いつもの響き」がきこえなかったので、よけい緊張したのかもしれない。
 まあ、上手いところはどこで歌っても上手い。練習場所の響き云々と言い訳もしないだろう。


 とにかく、また一つ「あふみ」の歴史が積み上がった。
 たくさんのお客さんの前で歌う機会をくださった天究館のみなさん、ありがとうございました。

TOP


 

天究館コンサート迫る   99年8月5日(木)

 あふみ今年度中盤の大イベント、ダイニックアストロパーク天究館(滋賀県犬上郡多賀町)での
コンサートが明後日に迫った。

 天文台で私たちの歌を聴いていただくという、ありがたい機会を打診くださったとき、
実はちょっとみんな迷った。
結成間もない私たちは、そう多くのレパートリーを持っているわけではなく、
曲の仕上げが間に合うか、心配だったので。


 通常以外の練習日を増やした。
 練習日にはアンサンブル練習がしっかりできるよう、個人練習やパート練習もくり返した。
通勤途中の車の中では、テープに合わせて練習した。
 何と、この間、うちの子どもたち(七才と四才)が鼻歌を歌っていると思ったら
「鳥の歌」(ジャヌカン)だった。


 第一部は有無を言わさず聴いて(眠って!?)いただくことにして、第二部、第三部は、
少ないレパートリーを補填するため、
いやいやステージの構成上から、トークも入れることになった。


 明日は、近所迷惑を顧みず、もう一度全曲歌っておくつもり。
子どもたちを叱って声をからさないよう、にこにこ母さんでいようと思う。


 いい演奏をしたい。

TOP




タカラヅカ   99年7月27日(火) 

25日、宝塚国際室内合唱コンクール入賞団体の演奏会を聴きに行った。


総合1位スヴァンホルムシンガーズ(スウェーデン)のAve Maria(F.Biebl)では
涙がじわじわと・・・・すばらしい演奏。


琵琶湖周航の歌コンクールでのK&クルーさんといい、今年はすてきな男声合唱に

縁があるみたい。うちの男声陣もがんばって!!



出口で、ディカプリオに似た男の子にみんな群がっている。

サインか、すごいなあと思ったら、CDを売っていた。

わたしも買った。決して売っていた子がかっこよかったからじゃない。



「あふみ」にはpやppでの表現力と、ソプラノの声の通り方、各声部のバランスなどまだまだ課題が山積み。
でもいつか必ず・・・・という思いを新たに。

TOP